IRC SP-11

IRC

パーツ名 価格 型番 備考
PRO-TECH SP-11(F)
\9600   120/70ZR17 06 年 45 週(11月 2週) 22,591km
PRO-TECH SP-11(R)
\15390   170/60ZR17 05 年 19 週(5月 1週) 22,591km


ZR-7 を中古で購入した時に履いていのが Bridgestone BT-57。
そこから 5,000km ほど走ってリアが寂しくなってきたので、リアだけ中古の BT-57 を購入。
年が明けて春までには前後同時交換・・・なんて思いながら、お金が無くてズルズルと。
そして、いよいよフロントがスリップサインがつながってきたので梅雨入り前に交換を、なんて思いながらいろいろ調べていたところの出来事。

本当なら、DUNLOP の Qualifier あたりを狙っていたんだけど、量販店で見積もりを取ったら 4.2 万円。セール中という某ショップが最安値で 3.8 万円。
いっそ、サイズダウンしてバイアスでいいかな~なんて泣きが入ってきたころに、フラッと立ち寄った某ショップの長期保存処分セール品と目が合う。

製造年数から フロント 1.5 年、リア 3 年 とかなり経っているので散々迷って、スタッフとあ~でもない、こ~でも無いなんて話をしながら数十分、バイアス+α 程度の値段でスポーツツーリングラジアルが履けるという誘惑に負けて、屋内保管だしゴムが硬化していても下手なバイアスよりはマシだろう、なんて無理やりな理屈を並べて購入にいたる。
ちなみに、リアは標準の 160/60ZR17 に対して 170/60ZR17 を装着するので、若干のサイズアップになります。純正ホイールでもリムは 5.00 なんで装着には問題がないし、在庫処分だし、多少のことには目をつぶるということで。

 

で、履いてみた感想は・・・

なんてインプレが書けるほど走っていないので、目で見て、調べたコネタを少々。

ネットでのインプレなんかを見ていてたら、『 冷間時から適度なブリップ、温まるとスポーツタイヤばりのグリップ 』 なんて書かれてます。
また、それだけしっかりしたグリップなのに、ラジアルにしては珍しく 10,000km オーバーのロングライフの実績報告もあるとか。
これが本当なら、かなりすごいことです。だって、一般的にはグリップとライフは反比例の関係にあるんですから。

見た目はまさにツーリングタイヤで、 非常に深い溝が掘られています。
メーカーサイトでは 「 ウェット路面でも確実にグリップ力を発揮 」 なんて書かれていますが、見た目からはなかなか期待できるんじゃないでしょうか。

また、カタログを見て見ると、サイズにも特徴があります。 

  タイヤサイズ 外形 トレッド幅 標準リム幅 許容リム幅
SP-11 120/70ZR17M/C (58W) 605 121 3.50 3.00~3.50
BT-57 120/70ZR17M/C (58W) 605 115 3.50 3.00~3.50
SP-11 170/60ZR17M/C (72W) 636 177 4.51 4.00~5.50
BT-57 160/60ZR17M/C (69W) 634 159 5.00 4.50~5.00

BT-57 と SP-11 の比較です。
フロントは誤差の範囲ですが、問題はリアです。
通常、どのメーカーでもトレッド幅は 「 160/60ZR17 」 といった表示の一番前の数字(この場合 160)より、少し小さいくらい(例えば 159)が多いのですが、このタイヤでは 「 170/60ZR17 」 の表示に対し177 となっています。このサイズは、他メーカーでは 180 タイヤに迫るサイズです。
ちなみに、トレッド幅が広くなると、接地面が増えるので安定性が出る代わりに、ハンドリングが重くモッサリするそうです。

果たして、このタイヤサイズが吉と出るか凶と出るか・・・

 

~ 08/05/21 追記 ~ 

先日ツーリングへ行ったときの感想をば、少々。

このタイヤ、非常に素直なタイヤです。

アクセルをひねると燐と立ってまっすぐに走るのに、コーナーへ差し掛かるときに 「 倒れて~ 」 とお願い ( 加重移動 ) すると、『  OK~ 』 といった感じで素直にどこまでも倒れていこうとします。以前に使っていた BT-57 では、同じようなシチュエーションでも 『 いいの? 』 と聞き返されるようなワンテンポの溜めがありました。
また、どこまでも倒れていこうとしますが、接地感が薄くなるようなこともないのでグリップに不安感を抱くこともありません。
まあ、そこまでガッツリ倒してはいませんが。

街乗りでの感想は若干固めです。
最初、ゴツゴツした感触に 「 経年による硬化? 」 と疑ったりしましたが、ネットで調べてみても、そういうものみたいです。
ただ、この若干の硬さが高速やワインディングでは適度な踏ん張りになるようで、前述しましたが、直進やコーナーでの安定感につながっているように思います。
また、雨天走行の機会もありましたが、ウェットグリップも適度にあるようで不安感はありませんでした。

所詮は 「 スポーツツーリング 」 なので、スポーツタイヤに比べれば絶対性能は低いんでしょうが、街乗り +α には十分なグリップ性能だと思います。
少なくとも、600km ほど走った現状では不満はありません


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